千秋楽だっせ。

ものには終りがあるもの。
3月29日の総稽古からはじまって、本公演22日間。
誠に辛いシリーズだった。
舞台を終えて思わず千歳大夫君と握手。
互いにしかわからない何かがあるのだ。
もう、終わりだと思った最後の三日がいちばん辛かった。
劇場に行って舞台にすわったが、さて、義太夫を語れたのか語るのか語ったのか定かでない。
山の段は大曲だ、のコトバの裏にいろいろのことが隠されている。
粕谷氏より心なごむお便りが届きました→《「山の段」の二時間、珠玉の時間でした。
私の一生の宝物になると思います。
山田さんに新幹線の中で「終わったとき今までに見たことがないような満面の笑みを浮かべてたね」といわれました。
山名は号泣してました。
感想を言葉にしたくないのです。
ただ「誰の何がいい」とかではなく「文楽最高!」といいたいです》