6月の文楽鑑賞教室の役は、冥途の飛脚『封印切の段』

これが又、覚えるのがとてつもなく難しい。
床本(ゆかほん)の総枚数は51枚、1枚10行、1行8文字から10文字。
2、3行を覚えるのに2、3時間かかる。
覚えたしりから忘れていくから、三味線弾きさんと合わせるまでに費やする時間は大変なものだ。
夕方帰宅して新聞読んで手紙類に目を通して夕食を食べて、さあ、『封印切』のテープを聞き始めて、よっしゃ!と意気込んだら、今夜は教会で祈祷会の日であるのだ。
ここまで支えられているのは神様のお陰!私は徒歩10分の教会に向かう。
聖歌を歌い、皆と祈りをし、帰り道、80才になられる薬屋さんの信者の女性(ひと)と談笑しながら夜空を見上げるひと時、なによりの心の解放を覚える。
ナイターの録画を15分位で見て、さあ勉強と思うと電話が2本。
メールの返事とか…で、11時過ぎ。
日記。
でも、イライラしないで、これから『封印切』のテープを聞きまっせ!