和歌山の田村順三さんからのお便り。

《昨日、英大夫さまには、第2部 第3部 両方の出演で お忙しいところ 、第1部終演後、留学生をバックステージ案内してくださいまして ありがとうございました。
和歌山大学のマレーシアの人4人、オーストラリアの人1人、大阪教育大の中国留学生1人、ハンブルク大から大阪市大への交換留学生2人。
それに 文楽は始めてと言う日本人5人、 たいへん喜んでおりました。
 大阪市とハンブルクは姉妹都市だそうです。
そんなら、毎年数人のハンブルク大日本学科からの交換留学生に、学割よりまだ安い切符を大阪市から配ってくれてもよさそうですね。
  ドイツ人2人は1年まえに大阪へ来て、今回 はじめて文楽を観たそうです。
中欧で日本学をする学生は 日本でアラブ学をする学生と同じほど物好きで優秀な人だそうですから、その熱意に大阪市も答えてやってくれたら有り難いです。
市立博物館などへは市大留学生は無料ではいれるそうです。
    中国の留学生は10年まえ大阪の日本語学校へ入ってからずっと焼肉屋で働いて短大へ行き、4年制へ編入して、ついに大学院にはいり、やっと奨学金をもらい、時間の余裕ができて、文楽劇場へ来られたと感激しておりました。
オーストラリアの人は翌30日に1年の留学を終わって帰国しました。
最後にいい思い出ができたと言うてくれました。
 この公演のあと12日には 河内長野で曽根崎心中があり 休み無しのご活躍、ご自愛をお祈り申し上げます。
》← 田村さん、ホンマに、日本の古典芸能の海外紹介の貴重な働き、感謝します。