『夏祭浪花鑑』の感想お便り。

 『夏祭浪花鑑』を二度御覧になった、壷田典子さんからのお便りよりです→《 夏祭浪花鑑、7月22日(土)の公演二日目はご自身が義平次の語りができているかどうかを確認しながら確実に語ってはるように聴きました。
私は「わ~!義平次がいてる~」と思いながら聴き入りました。
 そして昨夜、1週間後再び聴いてびっくり。
義平次は大きく深く厚みを持っていました。
そう、いてるだけではなくて、団七に苛立ち、ぬか喜びをし、騙されて激昂し、嘲笑し、怯え…そこに脈打っている。
気迫を感じる。
この一週間で一体何があったのでしょうか。
 プロの世界はたとえ初日と言っても完成度が求められるため、これって時に批判されることもあるでしょう。
しかし英大夫さんが「いちにちいちにちです」と日記にお書きのように、舞台の上で毎日何かを会得しながら進化するのもとても大事なことだと思います。
 文楽大夫という職業は死ぬまで修業というのならば、まさしくそれを体現されている英大夫さん。
いったいこれからどこまで進化し続けていきはるのやろう…今週末も、しかと聴かせていただきます!楽しみです。
》 ←ありがとうございます。
しかし、千秋楽まで、何が起こるかわからしまへん。
 舞台、一日一日が生き物ですから。