沓内英志さんよりのお便り。and、「文楽のツボ」。

沓内さんは毎日文化教室『義太夫発声ゼミ』の生徒さんです。
じつに励まされる嬉しいお便りが届きました→《教室に入りまだ半年(うち2回休み)で、身の程知らず、怖いもの知らずと言われながらも、今年のGWは発表会に賭けようと思っています(家族サービスは少し犠牲となりますが・・・)。
 毎年今頃の時期は、年度末・始の繁忙によるストレスで、心身ともに疲れ、魂が抜けかかった状態になるのですが、3/29に終わりの30分ほど教室に参加したこと、そして発表会があるとお聞きしたこと、また4/1の初日の公演を昼・夜とも堪能させていただいたことにより、一層のパワーを授かることができ、魂を蘇らせてくれる浄瑠璃、文楽の凄さをこれまで以上に体感することができました。
ところで、先日書店にて、葛西聖司アナウンサー著の 「ことばの切っ先」~心にせまるセリフ~ という本が目に止まり、早速購入し、一気に読み通しました。
葛西さんの伝統演劇に関する幅広く、数多くの見識による、名セリフや今まで気づかなかったセリフに関する「切っ先」には脱帽です。
 ・曽根崎心中 : 「道頓堀へ寄りゃんなや」— 今まで意識していませんでしたが(私はまだ甘い)、徳兵衛の機微が非常によく伝わりました。
 ・寺子屋 : 「明日の夜 誰か添乳せん」— 嶋大夫さんの声が耳から離れません。
なお、この本の奥付とカバーの袖の葛西さんのプロフィールの欄の最後に“「文楽のツボ」(近刊・日本放送出版協会)”との記述がございましたが、この本には、英大夫さんも関係されておられるのでしょうか? ・ ・ ・刊行される日を楽しみにしております。
今日は、網島~毛馬桜之宮方面へ、治兵衛・小春の薀蓄を傾けながら(私のあまり鋭くない「切っ先」で)、桜を観に行きます。
話が長くなりましたが、本題の補講個人レッスンの時間のご確認につきまして、よろしくお願い申し上げます。
》←嬉しい言葉。
ストレス解消、魂を蘇らせてくれる…まさに、僕がいちばん大切にしたい課題なんです。
それから、「文楽のツボ」(近刊・日本放送出版協会)のことですが、じつは今夜、その本の内容チェックのことで、葛西アナ・玉女ちゃん・僕で食事したのです。
凄く大胆で為になる本デスよ~。
三味線関連のチェックは清介さんです。
5月12日頃発売。
新書版で値段も750円位とのこと。
是非、お読み下さいませ。