『あ、切れた!』…ヤッパリええな、大阪の客。

大阪のガブさんからのお便りです→《今回の一月公演にて。
英大夫さんの道行、ラストで簑助さんのお三輪がぱったりと倒れて床が無音になるシーン。
転がる白い苧環、這いながらも追いかけ、やっとの思いで苧環を取り上げ慌てて糸をたぐるお三輪…そして彼女の手が止まった瞬間、しんと静まりかえった客席から「…(糸が)切れた…!(←ここは是非とも大阪イントネーションで読んで下さい!)」と年嵩の女性の声があちこちで。
言うてくれへんでも分かるで!と思いながらも、こんな芝居小屋の空気が流れる文楽劇場、なんともいいものだな、となんだかほっこり和んだひとときでした。
》←なるほど、よろしおまんなあ。
この前見た新生松竹新喜劇でも、役者と客の応答がおましたなあ。
吉本観るのも文楽観るのも、あまり変われへん感覚なんやわ。
東京で大阪みたいに3週間の公演に延ばして文楽劇場より150人も入場人員が多い劇場で公演して、今回のように大入りが出まっかいなあ?首都圏の人口考えたら、大阪の頑張りは特筆に値しまっせ。