三日目。桂川の道行の『長右衛門』のこと。

少しずつ慣れてきました。
しかし、まだ自然の息で語るところまではいってないなあ。
毎日が勉強や。
昨日の話を床裏で喜左衛門兄に話したら、『稽古というのはそんなもんや…』と感慨深げに仰ってられた。
30年以前、大阪朝日座公演で桂川の道行の二枚目(ワキ)の長右衛門があたった時、三味線の二枚目がちょうど今の喜左衛門兄でした。
で、西成の先代喜左衛門師匠宅へ兄とふたりで長右衛門のお稽古に伺いましたが、これも壮絶でしたなあ。
掛け合いの数ヶ所ほどの部分を一時間以上かけて繰り返し熱心にお稽古してくださり、ひと段落。
ヤレヤレ終りか、と思ったら…(続く)