『糸つむぎの段』回顧。

昨日の続きだが、35・6年前の若手向上会で勤めた『糸つむぎの段』、三味線は団六兄(現寛治兄)で、お稽古は勿論、先代の寛治師匠にしていただきました。
入門ホヤホヤの僕。
大阪市住吉区の寛治師宅で、師匠を前にして三味線は若手バリバリの団六兄。
も、心臓パクパク。
かなり厳しい、親切丁寧なお稽古でしたが、意外なことに、たった数分の場やのに、団六兄に対する師のアドバイス・チェック(三味線の構え方、バチ捌き)も厳しかったのを覚えています。
うわあっ、プロて凄いんや!と今でもその光景は忘れられません。
毎日、床の裏で南都君の『糸つむぎ』を聞いていて、思い出してます。