パリ・・2月26日(木)=いよいよ本番

朝はホテルの2階のビュッフェで簡単な食事。
それから近くのスーパーマケットへ買い物。
英語が通じないからかなり不便。
しかし、何やら楽しくもある。
寒い。
コートなしでは歩けない。
珍しく鼻水。
改源を飲んだ。
午前中は部屋で「堀川」と「宿屋」の勉強。
3時前にユネスコ本部へ。
念入りな進行チェックとリハーサル。
PM7時過ぎからいよいよ本番。
日本からの平山郁夫画伯夫妻はじめ各国のユネスコ親善大使の顔。
300人余の入場できない人は会場の外の部屋で大型テレビ観劇。
「万歳」のあと大夫・三味線・人形の解説。
仏語と英語の同時通訳。
逆櫓の樋口(玉女)のクダリと妹背山のお三輪(勘弥)の独唱の部分の実演。
そして、正式な口上のあと、酒屋のお園(和生)のサワリ。
ほとんどがフランス人の観客。
食い入るようなまなざし。
カーテンコールで、感極まった女優のクラウディナ・カルディナーレ(イタリアの親善大使)が松浦ユネスコ事務局長に支えられ、舞台の上に登場。
握手。
拍手。
終演後、CNNやNHKパリ支局の取材を舞台の上で受ける。