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舞台が楽しかった!

今夜の舞台はホンマ楽しかったです。
こんな日は滅多にありません。
伊達兄には、涙が出るくらい感謝します。
痛みかけた声も戻ってきたし、芝居の中にスンナリ入っていけました。
こういうことがたまにあるから、『太夫』やめられへんのんですわ。
明日はいよいよ千秋楽、6、7、8月の大役シリーズのひとくぎりです。
万感、胸に迫ります。

あと二日でっせ!

NHKの収録無事終る。
今夜は場内が静か。
掛け声もなし。
拍手もいつもより少なめ。
しかし、ボクは何故か汗びっしょり。
額からの汗で目が見えなくなるくらい。
中継録画で、力が入ってまんねんやろなあ。
今日だけ別の時間に別の場所で語っているみたい。
けったいな具合でした。
この『夏祭浪花鑑』は9月23日(日)のPM3時から5時まで、教育TVで放映される予定です。
終演後、劇場出たところで東京からいらしたお客様に『日記見てます』コールを受けました。
嬉しいでんなあ。
ところで『義太夫節発声レクチャー』の1回目が8月31日(金)の6時半からに決まりました。
興味ある方は早めに宮内様(TEL06-6646-0032、070-5168-9008)方へご連絡下さい。
20名位で始める予定です。
舞台はあと二日。
あす、あさっては土日。
盛り上がりまっせ!

桂吉朝(きっちょう)さん、簑太郎さん、玉女さんらと話す

昨夜、表題に上げた面々と、落後文楽共通のファンの計らいで、談笑する機会を持ちました。
…公演の前半のある日、間(ま)といい響きといい、何ともいえない名調子のかけ声が掛かったんです。
口上が始まりお辞儀をし床本を上げ下げする時『ハナブサ大夫!』、『悪い人でも舅は親』というコトバにかかる直前、団七が赤い頬かむりをハラリと落とすと鐘がゴーン、その時『ミノタロウ!』。
その声の主は吉朝さんでしてん。
…団扇とか刀とか湯飲みを持つ時、人形の手が自然に持っているように見せないといけない(だから、本人の指は常に小道具の下目に位置すること)。
小道具を扱う時の玉男師の指の捌き方が素早い。
何回目撃しても習得出来ない(簑太郎、玉女談)。
まるで手品師のよう。
簑助兄も然り。
芸の真骨頂の『腹芸』で勝負できるようになるまでに、メチャ繊細な技術の修練の積み重ねを経て、克服していかなければなりません。
何十年もかけて。
これは太夫にも三味線にもあてはまります。
五時間程、皆よう喋りまくりました。
吉朝さん、又、11日か12日にいらっしゃるとのこと。

伊達大夫兄。真の『太夫』に驚愕の身震い。

今夜の舞台は自覚として、サイコーでした。
ハラにかかったし、伊達大夫兄の義平次もいつにもましてピカイチ良かった。
隣りに座っているボクこそ、一番、観客としての恩恵を蒙ってます。
兄は『義平次』の人物像に限りなく肉薄しようとして、演じ、語っているんではない。
兄はボクの隣りで『義平次』そのものなんですわ。
義平次が隣りにすわっていまんねん。
語るコトバにお客さんの反応があったし、『ハナブサダユウ、たっぷり』の嬉し恥ずかしコールも聞こえ、人形の型が決まった時の拍手もあり、ホンマ、盛り上がりました。
あさってのNHKの舞台中継録画撮りが今夜だったら良かったのに…。
そやけど、このまま千秋楽までぶっ放しますわ。

池澤さんからのメール

池澤さんは12日の千秋楽に6、7人で2部3部といらっしゃいます。
又、なんか雰囲気のいいメールが届きました。
 『だんだん文楽ツアーが近づいてきてますねー、ああ、楽しみ。
私の友人たちのうちの一人は、美術の先生をしていて、なおかつ、アーティストです。
きっと今回、文楽を見るのは、とてもいいこと。
”終わったら、英さんとお好み焼きだよ!”とはなしたら ”うそ!すげ!”と驚喜した後に ”で、大夫さんて、なにするヒト?”ときました・・・ 大丈夫、見に行く前に、パンフレットを見せて、 一通りの事はレクチャーしておきます。
初めてなので、興味シンシンのハズ。
一人は例のNHKの番組(越路師匠さんが出てらっしゃるやつです) を見て、興味を持ったといっておりました。
将来、有望かしら? でも、難なのは、みんな住んでるところが 九州だったり、新潟だったりするとこが・・・?』