カテゴリー別アーカイブ: “若”旅日記

越路師匠のお稽古『重の井』。無事終了。

越路師匠に丁寧にお稽古をしていただきました。
枕から段切の三吉の唄まで、必要な口伝を実際語り聴かせながらの教えでした。
クリスチャンの方々の背後のお祈りに感謝します。
なにより、切場を勤められながらも6日間連続でお稽古していただいた嶋大夫兄のお陰であります。
ある程度、作品のポイントを把握していないことには師匠のお稽古は前に進みません。
どこを目指しているか、難儀しながらもどこへどのようにして行こうとしているのか。
到達はまだまだ先でもゴールの方向と進行姿勢に間違いがないのか。
『重の井』一段の中に何百もチェックポイントがあり、それを正しい姿勢でクリアーしようとしているのか。
演奏テープを聴くだけでは芸は盗めまへん。
実地訓練、厳しい稽古。
嶋大夫兄さん、ほんまに有難うございました。
教えていただいた0.1パーセントも成就できないかもしれませんが、なんとか今後の私の財産にさせていただきたく念じております。
ギブアップ状態のボクの語りを支えてくれている清介さん、ホンマ感謝してます。

『一番嫌な客』。あのねえ、RESPECTについて。

ボクニとって、『イチバン嫌な客』とは、陰では何をゆうてもかめへんが、ボクら舞台人に向かって平気でボクらの仲間を呼び捨てにする人。
この日記の読者にはそんな人はいませんが、そういう人がたまにいるんですよ。
信じられませんがいるんですよ。
そういう人が。
ボクの前で言う、ということは結局ボクが馬鹿にされているんですかねえ。
例えボクにとって苦手な人を対象にして、呼び捨てにしたり、悪口を言われたとしても、ボクは内心スゴイ嫌ですねえ。
おまえ、わかってるんか舞台のコワサを!と言いたいもんです。
しかし、ボクラにとって、お客様は尊い存在。
お互いにリスペクトせんならんし…。

明日は千秋楽。疲労が疲れた。and、弟、英治が来場。

毎日、嶋大夫兄のお稽古。
頭が下がります。
叱責を受けている間、この上なくイヤアな気持ちなのに、今日、ふと、目頭が熱くなる、感謝の気持ちを覚えました。
そんなんで声がつまったら、稽古にならんから、もろもろの感情は振り切り、稽古に集中しましたが、自分の覚えの悪さに腹が立ちます。
しかし、『重の井』、聴くのと語るのとこんなに違うとは…。
今日の夜の部に弟一行6人が来場。
弟の英治は祖父の若大夫似、ボクは祖母似で、小さい頃から弟の方が『太夫になる、太夫になれ』モードでした。
ところが、結果は逆。
人生、オモロイもんでんなあ。
その頃、嶋兄(当時呂賀大夫)は内弟子で私の家にいてはりましたが、毎日毎日、凄まじい稽古の連続で、子供のボクらでもこわかった位です。
駒之助さんも毎日のように猛稽古にきてはりました。
さて、弟は今年の南座公演から文楽にはまり始め、ただ今この日記の熱心な読者。
JR石山駅(大津市)徒歩5分の『林クリニック(内科)』を開業してます。
近くにお立ち寄りの時は皆様、是非ご来院くださいませ。

日記を書いている場合ではないのだNO.3

終演後のPM8時30分からPM10時まで、相子大夫君の結婚を祝う会に出席。
ホンマ、ええ嫁さんタイプの嫁さんをもらいよった。
さて余興の、喜一朗君と清丈君による漫才。
これは印象に残った。
漫才トーナメントに出たらエエ線いける。
飲食物を運びつつ、ホテルマンも笑ってました。
清丈のボケはすでにプロの域。
喜一朗のツッコミも負けていない。
久しぶりに腹をかかえて泣いた。
ところでお稽古。
帰宅して3時間復習。
明日も又、嶋大夫兄のお稽古。
頭が下がります。
ガンバリマッセ! hana(@▲@)busa*~ 。
今、24日AM8時過ぎ。
これから、テープ聴いて予習。