自分が、どれだけ鈍(ドン)か。

今、5月公演の最中ですが、既に、6月公演の稽古に入っています。
高い、綺麗な声を出さなければならない月に、次の公演が太い、大きい声を必要とする役柄の時等は気を使います。
稽古で声を痛めたら、芝居はブチ壊し。
この不条理に苛まれつつ、声を造っていくんですワ。
6月の『封印切』ですが、これが又、1時間もかかる超厄介な代物。
特に、枕から八右衛門が出てくるまでの、10分位のあいだの節やら間(マ)が、難解。
4月からテープ聞いて勉強しているのに、まだアヤシイ。
肝心の、八右衛門と忠兵衛のやりとり、梅川のサワリまで、まだまだいきまへん。