どうしても、ハラが決まらないところ。

千代が、『寺入り』で預けた小太郎の様子を見に再び帰ってくる(ホントはもう、死んだものと観念しているノダガ・・)。
『寺入りの子の母でござんす。
今、ようよう帰りました』。
慌てふためく戸浪を制し、源蔵が『門の戸ガラリ引き開くれば』『女は会釈し』。
この時少し伏し目がちに千代が『これはまあ、お師匠さまでござりますか。
悪さをお頼み申します。
どこにいやるぞ、お邪魔であろう』と語る。
このコトバがナカナカ決まらない。
それまでの七転八倒で胸の動悸が治まらず。
千代もボクもハフハフしてる。
ここでバシッと、何気ない風で会釈をきめないとアカンのだが、少々、息がハズんでしまう。