門弟一同、京都の越路師匠宅へ。

お正月公演の舞台稽古終了後、小松・嶋・英・貴・三輪・千歳の越路一門が京都の師匠宅へ行きました。
舞台稽古の指導にこられた師匠と共に京阪電車に乗って皆で京都丸太町へ。
毎年の行事です(その代わり、お正月の挨拶回りはなくなりました)。
全員のお餅が飾られて、部屋が華やかです。
一年の全日程を終え、安堵の気持ちと共に昔話に花が咲きます。
三和会時代(一時、文楽が因会と三和会の二派に分裂していた)の話が主流。
人形遣いさんが(紋十郎、勘十郎、清十郎、簔助、紋寿・・)11人位しかいなくて、今の住兄以下小松兄、嶋兄も人形の左を手伝いに遣っていたとのこと。
それが浄瑠璃の勉強になったらしい。
なんと、紋十郎師の政岡やお園(サワリ以外)の左にも廻られたという。
よくもまあ、日本全国自主公演の巡業が10年あまりも成立したことである。
まだまだ持続できたとも聞いてます。
しかし、帰り道、いつもご一緒した呂大夫兄(京都在住で必ず二人で近くのそば屋に立ち寄りました)がいないのが、寂しい限りです。
この日、阪急電車で石橋まで帰る車内が私にとり、一年中でもっとも心の休まるときです。