「義太夫と落語の会」@繁昌亭

最初に対談。
笑福亭松喬さん、鶴澤清介さん、僕。
司会の葛西聖司さんは3人からまんべんなく話を引き出す。
実にうまい。
松喬さんの咄「お文さん」は「酒屋」の端場(ハバ)のパロディ。
うまく出来ている。
滋賀からきた弟がすっかり彼のファンになった。
「酒屋」はその端場からサワリまでの60分ほどの語り。
最初のあいだ、冷房の風が気になりギクシャクしたが、後半、宗岸(ソウガン)と半兵衛(ハンベイ)が出てきたあたりから気が入り込んでいった。
あんなに集中できたことは初めて。
半兵衛が咳こむところ、葛西さんが、「病気になったのかと、ビックリした」、と。
それも嬉しかった。
この企画者である料亭「やまぐち」のオーナー山口さんによると、東京でまた同じものを開く予定だ。