「市若初陣」について

本日2時~早稲田大学大隈小講堂で素浄瑠璃「市若初陣」語ります。
グローバルCOE公開講座「浄瑠璃」。
無料(事前予約不要)。
僕の実感は以下の通りです。

母親と子供(市若)が想定外の状況に追い込まれていく。
息つくひまのない、スリラー仕立て。
「涙を忠義に思い変え」…母親板額が子故の闇から主従三世へ思考転換(当時としては常識)していく。
その展開を尼君(北条政子)が暗闇からあれよあれよとながめている。
市若は将軍の子の身代わりとして死んでいく(当時としてはたいへんな功名手柄)。
並木宗輔会心の名作。
とにかく凄い作品です。