いい日、モスクワっ子気質、打ち上げ。

2、3日続いた寒さも止み、今日は清々しい天気。
ホテルを出て右へ2分歩いたところにチャイコフスキー記念音楽院(チャイコフスキーコンクールの会場)がある。
正門前広場にチャイコフスキーの銅像がそびえたつ。
音楽院の隣のカフェに座るとピアノやら弦楽器やらソプラノの声やらが遠くから混じりあい聞こえてくる。
こんなホッこり感を味わえる場所が世界のどこにあるんや。
観光をとりやめひたすらぼやっ~。
さて公演は明日千秋楽。
新聞にも引き続き大きく紹介され、今夜も満員御礼、だふ屋が出る始末。
終演後、文楽協会主催の打ち上げ(明日は片付けがあり忙しいから)が行われた。
今回はモスクワのひとたちの演劇芸術芸能に対する大阪人みたいなノリのよさに支えられた気がする。
ここにはニューヨークやパリのようにシンとした鑑賞姿勢はない。
身を乗り出して吸い込まれるようにキョロキョロ床を見たり人形を見たりしながらこちらの笑いや泣きの表現に同じく笑いや泣きの表情で客席から答えてくれる。
床からジカに眺めているとよくわかる。
オペラやバレエの時もそうだが、小さい子供を連れてこられるひとも多い。
大使館、交流基金、モスクワ大学関係者(通訳、字幕で世話になる)の皆さん共々の感極まった打ち上げのあと、今夜も歩いて赤の広場へ。