昨日の続き&NHK録音「勘平腹切」&「だんだん」

上司・吉良上野介のしつこいイジメにプッツンした浅野内匠守は、江戸城松の廊下で吉良に斬りつけてしまいます。
浅野はその罪で切腹させられてしまいますが、浅野家の家老・大石内蔵助をはじめとする四十七士は、主君の恨みを晴らすため吉良邸へ討ち入りました。
これが日本人の常識である「赤穂事件」。
その事件をもとにして作られたのが『仮名手本忠臣蔵』というお芝居です。
その六段目…小説風に申しますと第六章にあたるのが、討ち入りへの参加を許されなかった早野勘平と女房お軽の悲劇を描いた名作です。

 豊竹英大夫さんは大阪で「義太夫教室」を開いておられます。
雀松さんは、その教室の優秀な生徒さん。
そんな「師弟」に、英大夫さんのホンマモンの愛弟子である豊竹呂茂大夫さん。
そして、三味線の鶴澤清友さん、竹澤団吾さんが加わってのコラボレーションの会です。
今日は百年前の「御霊文楽座」にタイムスリップしたつもりで、お楽しみください。
(終)
昨日、大阪のNHKで「勘平腹切」の録音。
やれやれ。
2月東京公演からの緊張がやっと途切れた。
3月14日(土)11:00~11:50/NHK-FM/邦楽百番・義太夫「勘平腹切の段」英大夫・清友。
再放送 3月15日(日)午前5:00~5:50。
稽古の時は「こんなんで大夫をやっていけるのか?」と滅入ってたが、本番ではいつもよりスムーズに運べた。
それからNHKの一階のエントランスロビーに「だんだん」の壮大なセットが。
「花むら」のやかたもあった。
壊してるのか?と思ったら、造りなおしているのだ。
7日から展示開放とのこと。
最近はのぞみだけに共感している。