千秋楽。&、今日、大晦日?

千秋楽、無事終了。
年末からの重荷がとれ、ホッとひといきです。
今日は和歌山の田村順三さんが毎公演恒例の留学生達を連れての鑑賞。
昼夜のあいだに皆で楽屋裏案内&人形解説。
人形は和生さん手持ちの「お染」を清三郎さんに紹介してもらい、銘々が手に持っての記念撮影。
田村さんから喜びのお便りが届きました → 《文楽公演 千秋楽 1月25日は旧暦の大晦日にあたり中国の留学生9人が大阪に集まりました。
大連大学のあるクラスの卒業生だそうで、京阪神と紀州に留学しています。
この機会にぜひ文楽を見たいと言いまして、幕見席は全部で18しかないのに、その半分を大連の留学生、あと一つを台湾の留学生が獲得し、文楽を見ることができました。

大連の学生は終演後、宴会をして カラオケへ行き、明け方5時まで騒いだそうです。

台湾の留学生は 2年間の留学中、数回、文楽へ行ってくれた熱烈な日本贔屓です。
彼女は3月に修士課程を終え、イタリアの会社に就職します。
イタリアではオペラを見ると言っています。

留学生に付いて来た日本人の二人は文楽初めてで、もう一人は朝日座の時代に見て以来30年ぶりという人でした。
日本人はまた来たい、と言うてくれました。
「留学生が見るのだから、日本人も見ておこう」と思うようでして、留学生はこういう風にお役に立っています。

野崎村、結構な浄瑠璃でした。

一度、掛け声をかけてみたいとは思っているのですが、千秋楽のように客の入りがいいと恥ずかしいような気がしますし、他の日で空いていると、声をかけて目立つのは悪いか、とか思い、ついに声をかけたことはないです。

留学生達皆、忘れられない大晦日になったと喜んでおりました。
有難うございました。

お金の乏しい留学生には幕見席を勧めますが、自分では幕見をしたことがなく、この日に初めて幕見席の仕組みを知りました。

幕見席が売り切れていた場合に二等席も売り切れていたら、当然一等席を買うしかないそうです。
一等席も売り切れたらやっと補助席(二等席料金)が出るそうです。
一等席はなかなか完売になりません。
》。