椎名町のアパートを去る

5月、とうとう椎名町を引き払うことに。
大夫修行開始以来、40年ほど続いた椎名町生活のピリオド。
永田町の全国町村会館(部屋キレイ広い)でのホテル暮らしに移行します。
椎名町の居酒屋、ラーメン屋、鮨屋で僕は林さん、と呼ばれてる。
英大夫じゃないのだ、いまだに。
40年以前から。
精神的枷を剥ぎ、とろける自分を味わうことのできる優雅な場所である。
しかし最近、劇場から遠いのがしんどくなりました。
大阪でも夫婦ふたりになってから劇場近くの上町に引っ越してきて、どんなにホッコリホッコリか~。
5月東京公演は役がふたつ。
楽屋から徒歩数分のホテルなら身体を休めに帰れます。
しかも希大夫の実家がこの春、東京から大阪に引っ越しすることになり、話の都合でそっくりそのまんま身ひとつで彼が僕のアパートに来てくれることになった。
神の時かもしれない。