『百度石』のお稽古を小松大夫兄にしてもらいました。

必死でした。
やはり同業の太夫の先輩が前に座ると全然いつもと気合いの入りがちゃいますわ。
前の晩から今朝の予習時の切迫感といったら尋常やおまへん。
そのせいか思わぬエエ調子でした。
喜左衛門兄も流石でんなあ。
恐れ入りました。
『エエがな。
ワシの前へ始めて座ってこれだけまとまってたら上出来や』の言葉。
そやけど気イゆるめたらあきまへん。
『昨日はエエと思ったのに今日はもうひとつやったなあ。
アカンでえ』と往々にして言われまんねん。
即ち、明日はもっと変わらなあきまへん。
今日と同じことをしていてはダメ、ということでんねん。
風呂行こ。