桂吉朝《質屋蔵》の『ひとりで行たらいかん~…』。

去年の夏から家内共々、就寝時は落語CD鑑賞三昧。
主に米朝・五郎兵衛両師の若い頃のものや吉朝さんの噺。
吉朝さんのおとしばなし『吉朝庵』CD全6巻はもう、10回ずつは聴いた。
何回聴いてもあきないから不思議。
昨夜も『質屋蔵』を聴いた。
主人の言い付けで、夜毎質蔵に出るという幽霊の様子をみるはめになった番頭。
付き添い役に選ばれた近所に住む熊さん。
喧嘩は強いが、幽霊は大の苦手。
丑三つ時。
ふと、場を離れようとした番頭さんに熊さんがビックリ。
声を掛ける。
『ひとりで行たらいかん…』。
ヒトリデイタライカン~。
この怯え口調。
なんど聴いてもたまりまへんなあ。
昨夜、落語フアンのHNさんが米朝師のCDをドサッと楽屋へもってきてくださった。
ありがたい話だ。
去年の11月公演の時にもドッサリいただいた。
その折、『大阪弁の勉強や。
毎晩でも聴くように』と、1/3(10ピース程)ずつ呂茂大夫と希大夫に持って帰らせたが、聴いてるんかいな。
聴いたら取替えようとゆうてあるんやが…。