記録録音日と《冷汗》。

今日は劇場側が永久保存用の記録録音録画をする日。
毎公演、一日だけあります。
この日だけ床にマイクが立つ。
これがなんとなく厄介。
何十年後に聞かれた時、間違ってたり、稚拙だったりするとマズイ、と、語っている最中に思うとそれが命取り、必ずどこかで躓くのだ。
今日も、大膳の前半のコトバを一ヶ所(『慶寿院を』)とばしてしまった。
初日が開き数日し、半ば無意識に習慣化し始めた《芸》を、再認識し直す瞬間、へんな冷汗が出てしまう。
おかしなもんだ。