『菊畑』の奥でいちばんシンドイところは、皆鶴姫が出てきたところだ。
太夫替わりでスグ、牛若丸と鬼三太の尋常でない激しいやりとりが始まる。
このハゲシサがこの段の風(ふう)なのだ。
だから皆鶴姫が出てきた時は胸の動悸がこのうえなくハイテンション状態デアル。
それでいて、オットリとしたお姫様のコトバやサワリを語らなければならない。
心臓が潰れそうになりまっせ。
よっぽど健康でないとやれない商売だ。
少しでも病魔が忍び寄ると、倍々速で病巣がはびこってしまう。
まあ、大声は健康の元だが・・。
今日は語りの姿勢もコトバも節もあったもんじゃない。
モガキっぱなしやったナア。
恥ずかしい。