北條秀司作「文楽」

演技集団・我が街による「文楽」の昼の部を家内と観にいった。
ワッハホール。
感激してしもた。
北條秀司の本もいい。
西園寺章雄さんはじめとした役者さんらも立派やった。
故露の五郎兵衛師匠夫人の明田川紗英さんの演技も自然やった。
主人公の三味線弾きをよく支えてた。
二次大戦後、文楽が壊滅の危機にあった時、思いもよらぬ天皇陛下の行幸が具現した。
それにより文楽は生き延びることができた。
これは事実に基づいた話だ。
天覧当日、山城少ジョウも綱大夫も清六も登場して主人公の三味線弾きの最後を平伏しつつ見送る。
その前から涙が溢れて溢れて~。
最後の場面。
新聞記者役(田畑猛雄)が「知事をはじめ、府会・市会議員、おまえら役人は文楽をわかってない!」という捨てセリフは北條秀司の強烈なアンチ・テーゼか。
しかしいま、国・府・市とNHKの賛助金で文楽は支えられている。
感謝。
明日、時間あるひと、ワッハへいらしてください!2時半~と6時半~の二回公演です。
明日で終わりです。