『百度石の段』の稽古三日目

少し落ち着いてきましたが、なんとも心細い。
蚊の鳴くような声。
三味線は喜左衛門兄。
昨日の朝、教会堂(近所)で、一人で、祈りと黙想のあと、百度石の語りの勉強を一時間半程しました。
最初の《横蔵》のコトバ。
ほんの90秒位の箇所。
まるきり暗記して何度も繰りかえし小さい声で語りました。
それだけで一時間半でっせ。
ほんでから家へ帰って昼ご飯食べて、劇場へ。
問題の箇所にさしかかりますと、スラスラどころか全然あきまへん。
ハラにかからんし、自分なりの感情移入にも持っていけまへん。
情けないやら恥ずかしいやら。
地合(ジアイ・三味線が入る節)はなんとかなりますが、言葉の雰囲気が出るまで、ホンマ時間がかかります。