『米朝・吉朝の会』

AM11時から『妙心寺』と『廿四孝・道行』の稽古。
夜、国立文楽劇場の『米朝・吉朝の会』へ家内と。
米朝師は小品の『狸の賽』。
顔を眺めているだけでも値打ちヒシヒシ。
ホンデカラ、吉朝さん、『ふぐ鍋』をとりやめ(雀松さんが代役で『替り目』を好演!)、トリの『弱法師(ヨロボシ)』に集中。
なんせ50分の長丁場~!。
凄味がオマシタ!補助椅子までビッシリ超満員の観客がかたずを飲んで聴き入る。
精巧このうえない研ぎ澄まされた話運び。
人情話やのに時々、笑いが弾けた。
聴きながら何故か過去へ過去へと物語りが遡っていくような、ヘンな興奮に充たされた。
語るも聴くも命がけの『場』ヤッタ。