河野克典バリトン・リサイタル(東京文化会館・PM7時)。

みなみたに音楽事務所主催公演。
満員の会場。
津田、坂本、桂川さんらも駆け付けて下さった。
シューマンの歌曲集。
最初のプログラム『リーダークライス』の時は身体が左右に揺れるくらいに爆睡。
日頃の疲れが出たのだろう。
休憩の後、『詩人の恋』。
しばしの睡眠のお陰で眼はバッチリ覚醒。
集中して聴くことが出来た。
河野さんのバリトンは透明感があり感情吐露のさりげなさも一級品。
なにせ、声の幅に余裕がある。
さすが南谷さんが惚れ込む所以だ。
ドイツ語の歌だから、日本語訳の歌詞を目で追う。
ハイネの詩も実にいい。
堪らんわ。
リートピアニストのヴォルフラム・リーガー氏の力量と人柄にも感涙。
思わずブラボー!