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日曜礼拝の後、大阪春場所大相撲へ

朝から、教会堂の荘厳な雰囲気を味わい、過ぐる一週間の悔い改めと今週の祝福を祈り、今、大阪府立体育会館にいます。
ごひいきの奈良の薬屋の会長の招待です。
土俵からほんの20メートル位の桟敷で見ていまんねん。
ボクらは、辛いつらい思いも経験しますが、こんなお客さんにも恵まれまんねん。
アメとムチでんなア。
弁当は出るわ、土産は出るわ・・。
しかし、行事の衣装立い振る舞いはものスゴおまんなあ。
大の男が音を出してぶっつかる間際で・・。
日本文化はスゴイ。
全員起立の表彰式もエエもんですなあ!魁皇関おめでとう。

十九さん兄さん!おめでとうございます!

.ボクらは目上の人に対して、『おっしょは(さ)ん』[お師匠様のこと]とか、『兄(にい)さん』とか言う。
ボクは最初、春子大夫師匠に弟子入りした時『文字さん(今の住大夫兄)までは、ニイサン、その上の人はオシショウサンと言いなさい』と言われた。
《顔順》ということだ。
それにしても、十九さん兄さんの芸術選奨受賞は、ホントに嬉しい。
妹背山の『久我之助(こがのすけ)』とか三番叟の『千歳(せんざい)』とかで隣に座らせていただいて、あの声の迫力といったら、ありゃしない!70才になんなんとするお方がだ!世界にあの歳であれだけ朗ろうと1時間も発声される舞台人がいますか。
今更?ですよ~

義太夫節の発声は、健康に良い

年に2回の「英大夫を囲む会」(大阪)も、この29日で15回目を迎える。
始めはボクの出身の東京都立小石川高校の関西在住の先輩方中心で、毎回10人前後の集まりだったのが、門戸を卒業生以外にも解放したのと、義太夫節の発声練習コーナーを設けたことにより、今や30人程の集まりになりました。
会場の関係でこれ以上は無理ですが、『思いぞ出づる壇の浦の、海に兵船(ひょうせん)平家の赤旗、陸(くが)に、白旗(シラアハ~タア~)』と80才位の先輩と若い人達とが、一緒に声を張り上げている光景は、なんとも浮き世離れしたいいものです。
義太夫節!

稽古二日目

少し、役の感触がわかりだした。
しかし、まだ、蚊の鳴くような声しか出ない。
人物と人物の区切り目が、難しい。
言い切って、次の人間のコトバにかかる時、まず、息を引くが、そのときすでに次に語る人間の感情で息を引いていなければならない。
勿論、前の人物の語りは最後の一字まで前の人物の感情で語り終えてのことだ。
三味線弾きさんと協調して語る、節の部分も難しいが、コトバだけのところが、一番難しい。
なかなか、登場人物のコトバにならないんですわ。
一人だけではなく4人5人と、姫やらサムライやら、ジジ、ババが出てくる。
大小高低太細の声

初めての稽古!

燕二郎さんとの稽古初日。
初日は、恥ずかしい。
節はウロ覚えで、声も蚊の鳴くような声しか出ない。
無力感がこのうえもなく漂う。
日にち薬で、段々出来上がってくるもんです。
こんどの役のように30分もかかる端場は珍しい。
燕二郎さんは太夫の気持ちを汲んでくれる三味線弾きさんだ。
太夫というのは、横で、三味線弾きさんに、一瞬でもヘタやなあとか、もう少しウマク語ってくれたら、ウマク弾けるのに・・。
なんて思われたら、もうその先語れなくなりまんねん。
明日頑張ります!