カテゴリー別アーカイブ: “若”旅日記

『一番嫌な客』。あのねえ、RESPECTについて。

ボクニとって、『イチバン嫌な客』とは、陰では何をゆうてもかめへんが、ボクら舞台人に向かって平気でボクらの仲間を呼び捨てにする人。
この日記の読者にはそんな人はいませんが、そういう人がたまにいるんですよ。
信じられませんがいるんですよ。
そういう人が。
ボクの前で言う、ということは結局ボクが馬鹿にされているんですかねえ。
例えボクにとって苦手な人を対象にして、呼び捨てにしたり、悪口を言われたとしても、ボクは内心スゴイ嫌ですねえ。
おまえ、わかってるんか舞台のコワサを!と言いたいもんです。
しかし、ボクラにとって、お客様は尊い存在。
お互いにリスペクトせんならんし…。

明日は千秋楽。疲労が疲れた。and、弟、英治が来場。

毎日、嶋大夫兄のお稽古。
頭が下がります。
叱責を受けている間、この上なくイヤアな気持ちなのに、今日、ふと、目頭が熱くなる、感謝の気持ちを覚えました。
そんなんで声がつまったら、稽古にならんから、もろもろの感情は振り切り、稽古に集中しましたが、自分の覚えの悪さに腹が立ちます。
しかし、『重の井』、聴くのと語るのとこんなに違うとは…。
今日の夜の部に弟一行6人が来場。
弟の英治は祖父の若大夫似、ボクは祖母似で、小さい頃から弟の方が『太夫になる、太夫になれ』モードでした。
ところが、結果は逆。
人生、オモロイもんでんなあ。
その頃、嶋兄(当時呂賀大夫)は内弟子で私の家にいてはりましたが、毎日毎日、凄まじい稽古の連続で、子供のボクらでもこわかった位です。
駒之助さんも毎日のように猛稽古にきてはりました。
さて、弟は今年の南座公演から文楽にはまり始め、ただ今この日記の熱心な読者。
JR石山駅(大津市)徒歩5分の『林クリニック(内科)』を開業してます。
近くにお立ち寄りの時は皆様、是非ご来院くださいませ。

日記を書いている場合ではないのだNO.3

終演後のPM8時30分からPM10時まで、相子大夫君の結婚を祝う会に出席。
ホンマ、ええ嫁さんタイプの嫁さんをもらいよった。
さて余興の、喜一朗君と清丈君による漫才。
これは印象に残った。
漫才トーナメントに出たらエエ線いける。
飲食物を運びつつ、ホテルマンも笑ってました。
清丈のボケはすでにプロの域。
喜一朗のツッコミも負けていない。
久しぶりに腹をかかえて泣いた。
ところでお稽古。
帰宅して3時間復習。
明日も又、嶋大夫兄のお稽古。
頭が下がります。
ガンバリマッセ! hana(@▲@)busa*~ 。
今、24日AM8時過ぎ。
これから、テープ聴いて予習。

日記を書いている場合ではないのだNO.2。

嶋大夫兄によるお稽古の二日目。
頭が下がります。
大重要な切場を語られる前に『重の井』のお稽古をしていただく。
それも大事な口傳を口写しに。
教わる方より教える方が大変だ。
勿論、ただ(無料)。
指導を受けながら、自分の体たらくに、この三十何年間ホンマ、何をしてきたのか、情けなくなります。
『おこられてるうちはエエんじゃ。
ワシら位になったら誰も何もゆうてくれへん。
よっぽど、自戒してんとアカン』との越路師匠のコトバを肝に銘じ、有り難いこのお稽古に食らい付きはげんでゆく所存であります。
感謝。