カテゴリー別アーカイブ: “若”旅日記

今年一年の舞台スケジュールが全て終了。ほっこりしてます。

あとはお正月公演の舞台稽古が27、28日。
私の役は『お七』。
夏に『団七』冬に『お七』。
気温も違うが、役柄も百八十度チガイマス。
さて、あさっての《義太夫発声教室》。
19999回目ゲットの京都の山口様から先日嬉しいお便り。
→『初めまして。
メールを頂戴しました。
憧れの英さんからのメール、本当に夢のようで、ディスプレイの文字を何度も何度も繰り返し確認しました。
23日のお教室見学の件、お許しいただきどうもありがとうございます。
仕事の予定でしたが、本日無事休みの許可が下りました。
皆さんのお邪魔にならないように致しますのでよろしくお願い申し上げます』。
「お便りのコーナー」にも、いろいろお便り寄せられてます。
ご覧ください。
(iモード) http://miura-m.cside7.com/bun-johoban/i-mode.cgi?page=0&mode=move

『ゴスペル・イン・文楽』公演。於東洋英和女学院。

六本木から麻布十番にかけての鳥居坂。
その中途くらいにある学校。
中学部の全生徒600人が講堂で鑑賞。
明るく、節度があり、上々の反応でした。
今回、マリアの受胎告知の部分を人形(清之助君)入りで初めて披露(作曲は清友さんで、二枚目三味線が喜一朗君)。
これにより、続くイエスキリストの誕生がより鮮明になりました。
紋寿兄以下、人形の若手連も意欲的に取り組んで下さり、床の方も今回、新たに貴大夫さんに応援を頼み、天使ガブリエルなどを語ってもらい、掛け合い本来の立体感が出てきたような気がします。
舞台監督等の重責をも荷ってくれた勘緑君にはホンマ脱帽。
NHKTVのニュース(6時50分からの関東版2分、全国版のニュース10で30秒)にもなり感無量。
皆様のお祈りに感謝!

千秋楽。舞台に係わるものスベテ感無量。明日NHKニュース。

無事終了。
大阪池田市の神愛教会の市川俊一先生、辻田雅美兄、丹羽孝兄始め多くの兄姉方、お祈り有難うございました。
今日は池袋の中央福音教会の佐布正義先生も国立劇場にいらして下さいました。
食事しながらクリスマスのキーワード。
先日はヤコブを通しての《羊飼い》。
今日は東方バビロニアからの三博士のとおった《道》。
この道はアブラハムがそもそも通ったシルクロード。
説教題目の説き明かしをチラッ!。
三人の博士は当時の優れた天文学者。
元祖《陰陽師》か。
明日の東洋英和公演の模様がNHKの明晩6時からのニュースで放映予定。
アフガン情勢関連で全国版か関東版か未定。
今日は阪本晃二氏も来場!

あと一日だっせ。皆、ごくろうはん。感謝します。

今回程、毎日、気合いが入った公演はいままでおまへん。
しかし、この《気合い》、なかなか外には出ないもんでんなあ。
会場の中、ボクの《気合い》に感応してくださるありがたいひとりを、見付けたるで、の思い。
前向きでんねん。
この、前向きの気持ちを今回自覚しました。
こんなこと皆に吐露するもんチャウし『あーそうでっか、ほぉーっ』が、世間の当たり前。
しかし、この《気合い》に気付いてくれてる有り難いお方もいてはりまんねんがな。
この一握りのファンとの感応を糧としてボクラ舞台人は皆、修練を掻い潜り、生き抜いていきまんねんなあ。
Yさん、Kさん、今日のお便りホンマウレシカッタ!

梅若六郎の会『安倍晴明』(新作能・於サントリーホール)へ。

『陰陽師(おんみょうじ)』とかいう本やら漫画やら映画やら芝居やらが、今、ハヤリだそうな。
古代は天文学者、いつ頃からか、怨霊や死霊を調伏する人を指すようになったらしい。
ボクは全然しりまへんでしたが、ホンナラと衝動的に、観にいきました。
能の世界というのはなんか観客も含めて敷居が高い感じ。
シイナマチあたりの雰囲気とはだいぶ違いまっせ。
サントリーホールも入り口からして、ものごっつうおます。
劇場空間は、広いわりに見やすく音響も良い。
演者は六郎さん始め10人。
地謡7人囃方5人。
新作能だが古典が基盤。
一期一会にかける緊迫に、魂ノミコマレタ。
壮大でした。
謡の輪唱、ビックリシタ。