木石(ボクセキ)

目が覚めて、深夜の二時過ぎ(6月6日)・・今、用事で京都府の和知にいます。
山村といったイメージぴったりのところで、駅前の『角屋旅館』に客はボクひとりでんねん。
トイレに行くのも恐い位、しん、としています。
この地には郷土芸能として、人形浄瑠璃の『和知文楽』があり、春子大夫師匠(私の最初の師匠)からの関わりでボクはここへ昔からチョクチョク訪れます。
これからは鮎、冬は桜鍋(イノシシ)がおいしい所。
目前には《長老ヶ岳》の連峰が見渡せ、昼間でもあまり人を見かけない、シンプルな風景に溶けこむと、そこらの木石になり、感情を見失います。