『三婦内』の本が家にあった。夕方、新潟へ。矢声。

12月に勤める夏祭の『三婦内』の床本。
明け方、夢の中で、家にあることを思い出した。
眠気まなこで調べると本棚の隅からデテキタデテキタ。
相当な古本。
三時間程かけて修復。
書くつもりだったから非常にアリガタイ。
『逆櫓』の方は絹表紙の本があるし、あとは巡業中にこの二つの初役を覚えるだけ。
大阪の夕景から新潟空港に着いた時はすっかり夕闇。
さて、『太十』を二日間語り、9月の『千本桜道行』がえらく勉強になったことを痛感。
道行の静の役は『それより吉野にましますより 』の『吉野』の『よ』を出すのが真骨頂。
いわゆる『矢声』ナノダ。
腹に渾身の力。
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