道頓堀の戒(エビス)橋から乗船。
戒橋というのはあの阪神ファンの飛び込みで有名な所。
大阪のヘソだ。
そこから揃えの浴衣姿で船に乗り込んで道頓堀川から横堀川を抜けて淀川の本流、大川に出る。
西村理事を始めとして総勢50人の文楽船。
三味線は宗助・清志郎・龍爾、三番叟の人形は文司・紋秀・幸司君ら。
途中、橋の上は鈴なりの人。
船から見上げる眺めも又、一興。
日本橋からハナヤ食堂の御祝儀付き缶ビール箱が三本吊り降ろされる(英大夫の横幕)。
前後して走る落語船からボクに声がかかって、見ると、ナント、桂米左さん。
北浜の花外楼には若女将の徳光正子さんの姿。
船を近づけてエール交換(来年三月に花外楼本館で素浄瑠璃と会席料理の催しを、リーゾナブル料金で開く予定です)。
さて、日が落ちて、トウワイライト、広大な大川から眺める花火の鮮色と爆裂音…暫し沈黙。
が、帰途、天満橋近辺で船がエンジントラブル。
護岸から船を下りて、スポンサーの『神宗』の社長(咲大夫兄の親友。
ナイスガイだ)みずからの手でお土産の塩昆布をいただき、各自タクシーで劇場着。