西遊記の舞台稽古。

舞台効果用のスモークというんか、あの煙。
どないかならんか。
開演前の緞帳内にもう、ムクムク。
声帯壊すで。
舞台前からヤル気を削がれる。
おまけに床盆は三味線弾きさんがずら~っ。
太夫は全員、舞台上手の幕内。
タダでさえ煙で声が擦れるのに客席から離れて三味線や効果音のドンチャカ。
まともに声出してたら将来の太夫生命にかかわるわ。
それに新作の場合、どんなエライ先生方が原作を書いても語られへん。
作曲もでけへん。
まあ、無理矢理作曲し、語ってはいるが・・。
理想は作者と語る太夫が共同推敲して三味線弾きさんに本を渡す。
ホンデカラ三味線弾きさんにも補綴してもらわんとアキマヘン。
孫悟空をボクは子供で語っていたが、今回の孫悟空、ありゃ大猿だ。
演出の山田氏と小松兄のご指摘通り、明日からスカッと切り換えるつもり。
幸いなことです。
呂勢君も咲甫君もデカイ声を出すし美声やなあ。
皆、着実に進化してる。
この辺までくるだけでもトテツモナク大変なことなんや。
ところで孫悟空の玉女ちゃんの宙乗り、まだ慣れてないのかタダ空中に漂っているだけやなあ。
頑張れヨ!玉女ちゃん!