好紳士、南谷行宏氏。

高校の先輩の南谷氏はほんとうにナイスガイである。
筋金入りのクラシック通でもある。
オーナー社長勇退を期に、「新・歌物語」と冠して10回に及ぶバリトンの河野克典リサイタルシリーズの主催企画をスタートされ、今年三月の第1回リサイタルの模様は朝日新聞の夕刊(全国版)にも大きく取り上げられた。
文楽にも越路師匠時代から通っておられ、この四月には大阪の『妹背山女庭訓』にもご夫妻でいらした。
今日も奥様、井上夫人と三人でお見えになり、終演後、ニューオータニで食事にあずかる。
有言実行のひと。
女優、南谷朝子さんの父親である。