5月東京公演の『生玉の段』の稽古は5日目を迎える

『生玉の段』少し口慣れしてきました。
7日が師匠のお稽古日です。
勿論、それまで毎日、喜左衛門兄と稽古です。
6日、8日と、清介君といよいよ、『生玉の段』に平行して『封印切』の稽古を始める予定です。
恥ずかしいやら、恐ろしいやら。
どうなりますやろ。
口慣れるまでの時間がソートーかかりそうです。
とにかく、なんとかこの関門を潜り抜けて、『封印切』を自分の財産にしたいものです。
ロンドンにいる坂田隆氏(ボクより4才年下の農学博士・ドイツオペラ通)は、30年もの間ボクを見捨てないで期待し続けてくれています。
学生時代、仙台から夜行列車を利用して、日帰りで国立劇場に毎公演通うてはったんですなあ。
終演後、30分位で慌ただしく食事して東京駅まで見送りに行ったこともありましたなあ。
彼の実家は名古屋で、幼少の頃、母に連れられ御園座の文楽公演へ行った折、楽屋で、山城少掾師匠の膝に抱かれた、という、貴重な体験をしておられます。