日記。買い物。教会。公演は夜8時30分。

8時起床。
キリスト教の日々の祈りの本を読む。
日記を書く。
こんどの旅はひとりでのんびり、充実した時の流れを噛みしめてます。
日程も思いのほかゆったりしていて、『時間』というものにけっして、もてあそばれてはいない。
朝風呂、そして遅い朝食。
用事で原稿を書いて昼寝。
若手連はプールで泳いだり、市内巡りの馬車に乗ったり…。
3時半ロビー集合で、徒歩2分のデゴジャード劇場(1856年築スカラ座風)へ。
5階まで客席のある、これまた、スゴイ劇場。
楽屋をこしらえて、4時過ぎからひとりで街を散策に。
ちょっぴりスリルがあるガイジンばかりの中。
日本人の「ワシひとり」が、メキシコの街に沈殿していく。
皮のサンダルを結構、苦労して買う。
吸い込まれるように、目前にあらわれた教会に入る。
どの教会も天井がメチャ高い。
ポツポツと人が祈りにきては静かに去る。
そこに1時間、いた。
今夜の舞台、ボクは釣女の醜女と道行のシン。
会場は5階席から埋まり、超高値の1階席も予想以上に売れ、関係者一同ホッ。
道行の幕切れにブラボーのハラの強い声。