『天満屋』の立(タテ)稽古。

筒一杯になりましたわ。
世話物は口慣れるまでが時間がかかる。
でも、初演が先代綱太夫師・弥七師という昭和の名曲。
一人前の太夫になるためには必ず経験する役どころ。
光栄でもある。
文章の詩的要素、筋立て、脚色、作曲、演出。
ホンマようできてますわ。
今秋の中南米公演も『曽根崎心中』が看板。
私も勤めさせていただく。
10年程前のニューヨーク公演(シティホール)における、呂大夫兄・清治兄の『天満屋』の語りと三味線の迫力が耳目(お初・簑助兄)に焼き付いて離れません。
段切など、凄かった。
こっそりテープ録音したのがよくとれていて、後日、呂兄にえらく喜ばれました。