毎日峻厳な気持ちで演(や)らせていただいております。
内心は『ここはマダマダ』の繰り返しで語ってます。
発声進行中も『ココ、もっと、ビッシリ決めなアカン』と思ったりの連続。
表題の越路師匠のおコトバが芸道修業のスベテ。
取り巻く大勢のファンの賛辞を励みにし、自尊心を満たしつつも、根の深いところで、決して己の今の芸に満足していない、むしろ恥辱の気持ちが大いにある・・。
内弟子時代、フシとか型は覚えられる。
もっと大事なものがあるんや。
と、いつも仰ってられました。
『几帳面』はアカン、『人生経験』もアテニナラン、とも。
精神的、肉体的極限にて、芸的プラスアルファが天から舞い降りて・・。