一日の重み。

『寺子屋の奥』は、今までにも鑑賞教室や巡業で勤めさせていただいたこともありますが、本公演の、しかも『通し』ともなると、精神的・肉体的重圧がスゴイもんでんなあ。
勿論、初めての『本公演体験』ですが、朝起きたときから、夜の最後の舞台のイメージがビッシリ心身にのしかかり、プレッシャーを抱えながらの一日の営みとなります。
食事とかトイレとか用事の段取り…。
これから先の人生、こういう日常が待ち構えているんでしょうか。
私の内弟子時代、越路師匠が、『立端場(タテハバ)』を語っているときくらいが太夫として一番楽しい時かもしれん、と仰っていたことを思い出します。