2002年度『日本の伝統芸能』(NHK)。and先代寬治師匠のひとこと。

教育テレビの『文楽鑑賞入門』に出ます。
放送は7月、11月、3月。
NHKから本が送られてきましたが、私の記事のところに私の自筆の床本の表紙の字が載っているではないか!深夜にペラペラめくっていて、思わず吹き出した。
皆様、是非、御覧下さいませ。
30年以前、先代寬治師匠に住吉のご自宅で厳しいお稽古していただいている最中、突然『本の表紙を見せてみい!』と言われビックリしたことがある。
ボクが『ナニを言うてはるんやろ』とモジモジしてると、再び『表紙を見せんかい!』。
えっエエー?表紙?。
やむなく開いている床本を閉じてオモムロに『こ、これですかぁ~』と表紙を見せたんですわ。
何の本か忘れましたが、お稽古の途中で汗ビッショリ…えっエエー?でっせ。
ホンマ、オソロシオマシタ。
平伏のボクにかえってきた言葉はナント『そうじゃ、そんな字ぃみたいな浄瑠璃を語らんとアカンのじゃ』でした。
寬治師匠のその一言で私の字は市民権を得たわけです。