鈴木好治氏(文楽協会)の母上の葬式に出席。

鈴木さんは親子二代にわたっての文楽の床世話担当。
ボクが入門した頃、まだお父さんは健在でした。
親子共に義侠心が強く又、涙もろい、古い人間のタイプ。
好治氏、すなわちヨッチャンは、ボクと同じイノシシ年生まれ。
30何年も床を廻してもらっていると、『他人』とは言えない感があります。
アットいう間の30年の中でも、いろいろ個人的付き合いもしてますなあ。
若い時の巡業先で昼休みに拳に座布団巻いてボクシングの真似事をしてたら本気のどつきあいになりましたなあ。
椎名町の『あさ田』のカウンターにも幾度となく一緒に腰をかけてます。
彼の母親は気のやさしい控えめな人でした。
葬式のあと、これ又ボクと同じ年の気のいい清友さんと劇場へ戻り、『重の井』やらのお稽古。