「芝六忠義の段」のキーワードは★「義理」と★「明け六つ」

★「仰天至極死に物狂い光栄冥利の事柄」。今回の私の語る演目「芝六忠義の段」のキーワードは★「義理」と★「明け六つ」です。義理の父芝六と義理の息子三作(12歳)の義理の立て合い。
そして「明け六」(午前6時)には父芝六の立身出世(武士への返り咲き)と息子三作の処刑(生き埋め)が同時進行される、という趣向。
義理を遂行するために芝六は次男の実の息子杉作(6歳)を殺してしまう。んなアホな、と思って見てしまえばそれまでだが、なんと、奈良の田舎の芝六のあばら家には天智天皇が匿われているのだ!当時としてはこれはもう、たいへん仰天至極死に物狂い光栄冥利の事柄なんです。
色々なストーリーはさておき、天智天皇を我があばら家におかくまいしてるんや!という芝六一家の光栄冥利は、インプットしてご観劇くださいませ。芝六一家に溶け込んでわたしも語るつもりです。素晴らしい、壮絶な戯曲であります。