AM11時から劇場で小松兄の稽古

文楽では、成人した主に人妻の女性の人形の首(かしら)のことを《老け女形(ふけおやま)》と言う。
その、老け女形の詞(ことば)が難しい。
自分が男なのに女の声をださなければならないのだ。
ハラに力を入れて裏声と表の声を交錯させて語っていかねばならない。
今回のボクの課題は、キッチリ《老け女形》を語るコツを掴みきるということだ。
しかし、『浄瑠璃で本当に難しいのは、男だよ。
女はコツさえ覚えれば結構語れるようになるねん。
しかし、《男》を語るのには、精神的にも肉体的にも究極的な難しさがあるよ』と、故呂大夫兄はいつも言っていた