『重の井』二日目。

昨日も今日も学生の鑑賞態度はまあまあよろしい。
関心がない生徒は寝ている。
しかし、後の方に一般の文楽ファンがいらっしゃる。
それが非常にコワイ。
エエ加減な芸はできないし、重の井の人形は紋寿兄が遣ってらっしゃる。
それもコワイ。
三吉の一輔君も必死だ。
私の今日の舞台は、なんとかやりとげた、というところ。
今日も窒息しかけましたが、清介さんの言うように、まだいけると思って一字々々に力を込めて語りました。
聖書に『明日のことを思い患うな』というイエスキリストのコトバがありますが、『次の行の語りを思い患うな』の心意気で、渾身の力でヤリマッサ!