弁慶上使

只今、国立小劇場の3部「弁慶上使の段」を語ってます。
昨日、大阪から観劇にきてくれましたMIさんからおもしろ嬉しいメールをいただきましたm(__)m。
~★ 第3部、「弁慶上使」拝見しました。
すごかったです!!大好調の大熱演。
少しだけ拙い感想をいうと、おしゃべりで積極的な母親「おわさ」の、ちょっとミーハーで憎めない、昔の男に再会して一瞬にして19年前の女心に戻るところ、女子ならわかるよね~的な、恥じらいとときめき。
「弁慶」は無骨で、深謀遠慮より先に身体が動いてしまう即断即決の男らしさ、とそういう男ゆえの成り行きと悔悟。
ちゃかちゃかした母を反面教師にして育ったんやろな、騒がずきりっと覚悟のよい娘「しのぶ」、皮肉なことに即断即決は父親譲り?など・・。
皆さんが言うように、登場人物がそれぞれに「哀れ」を背負っているのに、それが人間のいとおしさと感じられて、「文楽ってほんま、ええもんやなぁ。
ぐすっ」とハンカチ握りしめ、拍手も忘れて呆けておりました。
それもこれも、お師匠はんの魔力で、登場人物がそれぞれ実にいきいきと立ち上がり、生きて、ことばを口にして、見てる人の胸をがつんと一撃して、あっさり、この世の縁「切れにけり」などと去っていく。
不条理にたくさん死ぬのに、ほんとに、爽やかな気持ちになりました。
~★MIさん、ありがとうございますm(__)m