巡業、千秋楽

巡業千秋楽、無事終え、新幹線車中。
16日間12公演。
「松右衛門内の段」、ええ勉強になりました。
ご声援ありがとうございました。
さて今回、感じたことは、お客様からの反応。
ここぞ、というときの拍手。
誠に贅沢身勝手な意見で申し訳ありませんが、舞台人として拍手や掛け声ほどありがたい瞬間はないのです。
今回、12回中7度、ここぞの拍手がありました。
余談ですが、故桂吉朝さんへの拍手&掛け声「グレイト吉朝!」、僕は毎回実行してました。
ホンマはとんでもドキドキしてたのですよ。
もちろん、吉朝さん最後の高座@国立文楽劇場の時にもしました。
「大当たり!」も飛ばし、その足で東京公演に向かいました。
翌朝、吉朝さんから電話が入りました。
掛け声ありがとうございました。
最後の大当たり!もおっしょはん(師匠)でしたか?!と。
それが彼との最後の会話になりました。
あの吉朝さんでさえ、ホンマ、掛け声&拍手に喜んではりました。
●府中公演にいらした斎藤俊太さんからのメールです→『昨夕、素晴らしかったです。
登場人物の細やかな語り分けの自在さ+全体に貫かれている 何か「喜ばしき語り」とでもいうべきもの。
後者があるので、エンターテイメント性も強く、拝聴していて「ああ嬉しい、楽しい」という気持ちになってきます。
これが、「英語り」ですね。
権四郎の嘆きのところでは、拍手が自然に沸き起こっていったという感じでした。
燕三さんの端正な三味線との相性もとても良かったと思います。
友人たちもとても喜んでいました。
ありがとうございました。
少なくてももう一度拝聴したい気分です。