恒例徳島合宿

昨日、今日(阿波おどりの初日)と恒例の徳島合宿。
生徒のKIさんから感想文をいただきました。

年に一回の発表会も8/27(土)にせまり、追い込みの時期の徳島合宿。
早いものでわたくしも3回目の発表会参加となりました。
思い起こせば私のお友達から義太夫を習っていると聞いて、「なんとけったいな!変わった人やわ~」と反応したにもかかわらず、体験しに行ってその日のうちに入門を決め、今ではどっぷりつかっているのです。
ははは。
人生何が起こるかわからないですねえ。
さて、徳島といえば~阿波の鳴門~阿波の人形浄瑠璃や農村舞台~阿波踊り~阿波の藍染~などなど、気になるものがたくさんたくさんあるんですね。
この合宿は徳島の阿波の十郎兵衛屋敷というところで英大夫師匠が年に二度ほど行っているそうで、徳島の義太夫連の方々との合同のお稽古なんだそうです。
私は話には聞いていましたが、今回初参加でした。
朝から夕方までみっちり。
40人ほどの素人(なかにはプロの方も?)に向かって師匠が熱い熱い指導をしてくださいます。
途中、團吾さんの三味線の裏皮がメリメリと破れるというハプニングもありましたが、暑いさなかの充実のお稽古でした。
大阪から遠征していった30人ほどのメンバーは新人に近い私が言うのも何なのですが、日ごろから師匠の細かい指導を受けさせていただいているので音程などはそんなに外れていないとおもうのです。
ただ、どうも<コトバ=台詞的な要素>や<オン=ああこれは説明できません>というあたりがあっさりしすぎているというか、棒読みみたいなんですね。
ところが徳島の皆さんは音程はけっこうオリジナルでやってしまっているところはあるものの、とにかく感情がこもっていて、そのあたりの表現が すごい!絵本太功記の婆や十次郎はもうお稽古なのにせつなくて、ぐっと来たり。
80歳を超える方もいらっしゃったのですが、本当に皆さま浄瑠璃すきなのね・・・と思いました。
合宿でちょっとはそのエキスがわたくしの語りにも入ればいいのですが、もうちょっと年季が要りそうな(笑)。
大人になってから、会社から行かせてもらう研修旅行とか慰安旅行などは経験ありですが、40過ぎてまさか合宿するとは・・・・。
アフターも含めて素敵な仲間と熱い師匠と、また徳島の皆さんと。
楽しく、充実した二日でした。