怒りは禁物

おとといの土曜日。
昼の部。
私が「河内屋」を語っている最中、床の真下に座っている男のひとがずっ~とパンフレットを透かし眺めつして、全然、語りを聴いてないふう。
気になって気になって、こころが乱された。
パンフレットをあちらこちらめくりまくり。
めちゃくちゃ気になった。
隣にいる奥さんOr彼女らしきひとは熱心に見聞きしているのだが…。
まいった。
近眼だが、床から数メートルくらいにいらっしゃるお客様の動向は気になるもの。
語りながら神様にお祈りした。
あ、この方、無意識にこんなことされてるのかもしれませんが、どうか、私の中に平安を与えてください、と祈った。
そのとき、神様はこうおっしゃった、「お前もそんなところあるんちゃうか!?」。
こんなことばが神から返ってきた。
そうや、私もそんなときありまんねん、すんまへん、と神に謝った。
そうこうするうち、語りにいつも以上、溶け込み出した。
人生、何が幸いするかわかりまへん。
怒りは禁物。